助川農園

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親バカトマト-変わったネーミングのブランドトマトを栽培しているのは、「助川農園」の助川さん。日照量が豊富で温暖な福島県いわき市南部で、こだわりの土づくりによる、安全・安心なトマト作りをしています。

東日本大震災の瞬間は、何をされていましたか?
助川農園 助川 成光さん
高所作業車の上にあがって、トマトの管理作業をしていました。 カチャンカチャンと支柱が擦れる音が鳴り始め、妻が「緊急地震速報が入った」と言うので作業車から降り、事務所に向かって歩き始めたところで震災にあいました。
ハウス内は、北の蛭田川(びんだがわ)から防波堤を超えた津波が流れ込み、土壌の一部が液状化しました。
幸い大きな被害にはならず、2日後からトマトの収穫は再開できました。

水耕で栽培するトマトもありますが、
助川農園さんは土耕ですね。土への影響は?

県が行った土壌のサンプリング結果を見ると、海水や塩分が入っていなかったので、トマトへの影響はありません。 液状化については、もともとココは田んぼだったので、地下水があがってきたのだと思います。
液状化の際、砂と水が上がってくる勢いで毛細根(※水と栄養を吸いあげる細い根)が切れてしまったようで、全体的にしおれてしまったトマトはあります。

僕たちは、土づくりにこだわっています。
小さい頃、道ばたのトマト畑のそばを通ると感じた強烈なトマトの香り、
自然の恵みをいっぱい受けて、無農薬でもすくすくと生長し、たわわになっていた、真っ赤なトマト。
植物が育つ、本来の基本にもどった栽培方法、そのための基本は「土づくり」だと考えています。
断水・停電の影響は?

震災から4/9まで断水しましたが、ハウスはもともと地下水を使っていたので、影響はありませんでした。4/11の余震で停電もしましたが、1日だけでしたので、発電機で乗り切りました。
ここはあまり、断水や停電の影響はなかったですね。

液状化に負けずスクスク生長しているトマト
福島第一原子力発電所の事故の影響は?

原発が爆発して30km圏内が自宅待機になったら、市内のすべてのJAが自宅待機になって…、 ここは原発から60km以上離れているのですが、市場もトラックも待機になり、物が動かなくなりました。
トマトが出荷できないので、2日間は避難所に配りましたよ。

その後は、トマトの価格下落に悩まされています。
底値の時は、約2,000円のものが400円まで下がりました。
今は戻りつつありますが、1,100円前後が続いています。(5/20現在)

直販のWebショップは、おかげさまで、いつもよりは売れています。
全国に、福島の野菜を買おうという気持ちのある方がいらっしゃるのは、ありがたいことです。直販が増えると単価の底上げには貢献しますが、割合は決して大きくありませんから(全体の1割強)、早く、従来の流通にのせたいですね。

どうにかして難局を乗り切るしかないかなと、今は思っています。 いい機会だと考え、経費を見なおしたりしていますが、でも、お金をかけないと美味しいトマトはできないという面も大きいのです。 暖房費を削ったりすると途端にトマトの生育に影響してきます。経費削減をするにしても、削減する箇所を誤ってはいけません。

農業の仲間を見ていると、路地野菜、とくに葉物が大変な状況になっています。 原発が落ち着いてから、やっと0からスタートできます。「安全・安心」という言葉がありますが、安心というレベルのハードルが高い。 データで安全性が証明されていると言っても、消費者が安心を感じていただかないと、物は売れていきません。それを、どうアピールしていくのか、今後の課題です。

親バカトマトというブランドは

親バカトマトは6軒で栽培しているトマトのブランドです。
●良質堆肥をふんだんに使った健康な土作りにこだわって栽培しています。
●農薬を通常の1/3に抑え、主に天然資材の農薬を使用した減農薬栽培をしています。
●約90%の有機質肥料を使用した減化学肥料栽培をしています。
(引用元:がんぱっぺいわき隊

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